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H29年度 談話会 活動報告

第77回談話会(文責:伊藤良一)
日 時:平成29年10月10日(木)13:30~16:30
場 所:神戸市勤労会館(三宮)
参加者:20名
講師:西岡俊一氏
演題:フランスの印象派の絵画に触発されて
 印象派絵画は、クロード・モネらのグループが、1870年代にパリを拠点に始めた革新的絵画運動である。
 印象派の画家達は、当初保守的なサロン(官展)の壁を突破できず、落選を繰り返したが、1874年より独立の
展覧会(落選者展)を連続(8回)開催して、漸く注目されるようになる。「印象派」は、モネの作品『印象・日の出』が
パリの風刺新聞で批評された結果生まれた新語である。
なお、この印象派の活動は、次世紀のモダニズム運動のアバンギャルド(前衛)になったと言われる。
 ●印象派絵画の特徴
 ・モチーフの再現を重視する伝統的価値観を否定(産業革命による写真を意識?)
  ・モチーフを捉える輪郭線や固有色を否定。
  ・筆触を残し、形態描写よりも、光の変化、空気感など一瞬の印象を表現。
  ・主として戸外制作、日常性、人間が知覚する動きの描写、描画アングルが斬新。
 ●伝統的価値観
   17世紀、ヨーロッパではフランス王ルイ14世(1638-1715)が軍事的、政治的に諸国を圧倒し絶対王制を布く。
   1682年権威の象徴たるベルサイユ宮殿が建設され、煌びやかな王朝文化が開花した。文化国家の体制が
   整備され、 「芸術は王を賛美するもの」が「古典派」芸術の規範となった。
  サロンの伝統基準:神秘的・宗教的・歴史的主題>人間の肖像画>風景画>静物画
 ●主な印象派画家:モネ、ルノワール、ドガ、ピサロ、ゴッホ(後期)、セザンヌ(後期)
  (モダニズムとは)
   第一次大戦後1920年代、従来の枠組に捉われず表現を追求する運動で、フォービズム(野獣派)、キュビズム
   (ピカソ、ブラック)、未来派、ピュリズム、象徴主義、形而上、表現主義、エコール・ド・パリ(モンマルトル、
   モンパルナスでボヘミアン的生活をした画家達:モディリアーニ、藤田嗣治、ユトリロ)、ダダイスム、シュルレア
   リズム等がある。
【司会者記】
多数の絵を示しながらの話のあと、講師の作品を「ミニ個展」として披露された。絵画に心得のある 参加者の多くから活発な質疑応答があった。 
講師:山下俊章氏
演題:リタイア生活で楽しめるビジネスの法則
 退職後、ビジネスのことを学び直し、ビジネス書3冊を出版してきました(筆名:大井俊一)。ビジネスの法則・原則を学んでいると、チーム活動の最少単位である夫婦二人の人間関係を考えるうえで、参考になることが多々あることに気付きました。この観点から、おもしろいと思ったビジネスの法則・原則を取り上げ、夫婦間のストレスを軽減する方策を考えることにしました。夫婦間のストレスは、例えば「妻に一方的に依存する、ぬれ落ち葉症候群」「家庭内管理職夫」また「同意の言葉なく反対ばかり」「謝り、感謝、ほめる言葉が少ない」などでしょうか。そこでストレスを和らげる法則・原則を考えてみましょう。
○「Yes,but・・・の法則」:相手を理解し尊重したうえで、自分の意見を述べる。
Half full or Half empty:コップ半分の水で、とりあえず充分だと妥協するか、まだ半分しかないと不満をもつか。
「ハインリッヒの法則(
129300の法則)」300のヒヤリハットを徹底して減少させ、29の中程度事故を減らすことによって、重大事故を無くすことができる。
「謝罪術の4原則」:①第三者を巻き込め ②ひたすら謝った後、ワクワクさせる提案をする③素直な気持ちを表現する。何年連れ添っても以心伝心は無理 ④すぐ謝れ、タイミングが大事。
「リインフォース(強化)の法則」:人はほめられ、認められると、その行動を繰り返す。
 これらの他に
15の法則・原則を取り上げ、最後に次の教訓で締めくくりました。『イノベーションのジレンマ』の著者クリステンセンは遺言的講演の中で「企業戦略であれ人生戦略であれ、どのように計画し実行するかの決定のなかに、なりたい自分の姿を映し出していなければ、そのような自分になれるはずもない」と述べています。
【司会者記】
参加者一同、長年生活を共にしてきた伴侶にストレスを与えていたことをふり返り、今更ながら改善を幾らかでも図るヒントを得たと思います。


第76回談話会(文責:伊藤良一)
  日 時:平成29年6月1日(木)13:30~16:30
場 所:神戸市勤労会館(三宮)
参加者:14名
講師:吉田登氏
演題:江戸期浪華のイノベーター 町人学者山片蟠桃

山片蟠桃は1748(寛延元)年に播磨国印南郡神爪(現・高砂市神爪)の百姓 長谷川小衛門の次男として生まれる。その生家は「糸屋」の屋号を持っていたことから、播州木綿を扱う商家だったと思われる。山片蟠桃という名前は、12歳で大坂に出、山片家に仕え、1805(文化2)年、蟠桃57歳のとき、多年の功績によって主家山片家の親類次席に取り立てられてから名乗ったのである。本姓は長谷川(名は有躬ありみ)である。なお蟠桃とは3千年に一度実を結ぶという伝説の桃のことである。

 蟠桃13歳のとき、大坂堂島で米仲買商(大名貸もやっていた)をしていた豪商升屋に丁稚奉公する。升屋当主の山片重賢(しげたか)は蟠桃を懐徳堂に通わせる。蟠桃21歳のとき、升屋の主人 重賢は幼少の実子(重芳しげよし)を残して死ぬ。そのとき升屋は借金も増えて傾きかけていた。蟠桃は25歳で升屋の支配人になり9歳の小さい主人重芳を擁して、升屋を立て直すことを決断する。そして再建するのに11年ほどかかった。その頃、升屋は仙台藩をはじめとする全国の40数藩と取引を持つ大名貸に成長していた。

蟠桃が少年時代から生涯にわたって、朱子学など多岐にわたる学問を学び研鑚を積んだのは懐徳堂であった。懐徳堂は、幕末における緒方洪庵の適塾とともに大坂を代表する学塾であった。さらに蟠桃は麻田剛立の先事館にも通い天文学も学んだ。

 晩年(54歳~72歳)蟠桃は生涯にわたる学問上の成果として、『夢の代』(最初の題名『宰我の償』(さいがのつぐない))12巻に集大成した。大坂経済界の中心人物として名をはせていた蟠桃は、中井門の諸葛孔明と呼ばれて、その学識も広く知られていた。(配布資料の冒頭より)

講師:伊藤良一氏
演題:近年の知的財産権をめぐる内外の動向
1.職務発明により特許を受ける権利はこれまで発明者にあったが、法改正により予め契約しておけば当初から雇用者にあることに変った(2016.4.1出願分から)。
2.商標の登録対象はこれまでおもに文字、図形、記号、形状であったが、新たに、動き、ホログラム、色彩、音、位置の五者が加わった(2015.4.1施行)。
3-1.食品表示法が制定され(2015.4.1施行)、新たに機能性表示食品制度ができた。含有成分の機能性を証明する論文を付して消費者庁に届出だけでよい。
   審査はない。

3-2.カタログなどの表示が不適切であると消費者庁から指摘されるケースが相次いでいる。例:水素水、プラズマクラスター。 ニセ科学に注意する
   必要がある。

4.相次ぐ産業スパイ事件を受けて不競法が改正され(2016.1.1施行)、罰金の引き上げ、調査開始に告訴不要、立証責任は加害者になど、防止対策が強化された。
5.著作隣接権の中身が次々と増え、出来た権利に群がる関係者も増え、利用者は困惑。
6.知的財産高等裁判所が2005年4月に設立されて10年になる。その存在自体が知財重視の象徴とされ、画期的な判決も出ているが、技術知識積み上げの
 仕組み不足の指摘も。

7.米国は1980年代から知財強化を図ってきたが、権利の濫用が目立つようになり、2005年からは逐次弱める方向に転換した。対外には強化を求めている
 (ダブルスタンダード)。

8.米国特許は世界唯一残っていた先発明主義を先願主義に改正した(2013年4月施行)。
9.2015年10月大筋合意したTPPで、知財関係では著作権の保護期間が著作者の死後50年を70年に変更などが含まれる。
 遺伝子組み換え食品の表示不要化なども懸念。米国の離脱表明で行き先は不透明であるが、何れ問題化するのではないか

                                                                  以上


75回談話会(文責:伊藤良一)
        日 時:平成2921日(水)13:3016:30
場 所:神戸市勤労会館(三宮)
参加者:16名参加者:16名参加者

講師:太和田善久氏
演題:太陽光発電の今 急増する太陽光発電の落とし穴

  太陽光発電の最大のメリットはメンテナンスフリーで20年以上稼動するということであるが、このメンテナンスフリーというキャッチフレーズには落とし穴がある。
 太陽光発電の主流であるシリコン系太陽電池セルの寿命は20年どころか、もっと長い寿命が確認されている。しかし、これをモジュールの正常な稼動、周辺装置の稼動、システム全体の稼動と見ていくと、落とし穴がひそんでいることが分かる。太陽光発電装置メーカーの保証年限を越えたあたりから、周辺装置に故障が発生し、更に多くはないが、発電モジュールの一部が故障し取り替えざるを得ない事態が生じている。現在深刻な被害が増大しないように太陽電池の設置事業者やメンテナンス事業者に対し指導や規制をかけてきているが、一般の発電事業者、特に50KW未満の発電所の規制が遅れている状況であり、発電装置の定期検査やメンテナンス方法を指導あるいはその基準の制定を急いでいる。
 今後の世界のエネルギー供給に、太陽電池は大きな役割を担うのは間違いないが、落とし穴を着実に埋めていかないと、将来大きな負の側面を残しかねない。リサイクルも含めた最適システムを構築する必要がある。
 聴講したカネカOBからも、エネルギーペイバックや安定稼動を懸念する質問が出され、エネルギーペイバックについては問題ないことと、安定稼動については現在、公的機関を巻き込んだ研究により基準を作成していることが回答された。(山口美則 記)

講師:斎藤一郎氏
演題:毎日の生活を楽しむ体験談

1.会社人生を完了し、財産である自由な時間をどのように楽しみ、達成感を感じながら、過ごすかを目指した体験談です。
  昭和37年鐘化入社 63歳(任期)で退職、現在78歳
2.趣味 写真、野菜栽培、自称創作料理研究家、イベント企画、旅ヨガ
3.平成15年5月に設立されたNPO法人シニアしごと創造塾(特定非営利活動法人)で現在理事長を務める。
  目的:「シニアの生きがいと社会貢献につながる学習、交流会、自然環境保全、地域の活性化事業を行い、シニアの活力向上を 図り社会貢献に寄与する」
  主な事業:
  ・小冊子「新ながたの今昔」「新ながたの今昔マップ」を発刊
  ・新長田の駅前に震災復興のシンボルとして平成21年に「鉄人28号」が建設され 観光客に街めぐり案内を開始、約3万人を案内
  ・国営明石海峡公園神戸地区:(あいな里山公園)平成28年4月開園
    平成18年よりボランティア活動に参画し、無農薬野菜類、稲作の栽培体験型のイベントと して、ジャガイモ収穫、田植、稲刈り脱穀、餅つき玉ねぎ染・消しゴム
    つくり、等の理科実験
     現在14の市民団体が多分野で活動中、あいな里山参画団体運議会理事就任
    公園行事の各まつりには食の模擬店を出展
  ・遊楽寺子屋シニア層にパソコン相談室、スマートホン、陶芸、絵手紙、を事務所で開催
  ・子どもゆめ基金助成を受託、夏休み子供たちに楽しい理科実験教室を開催「牛乳パック で手すきハガキを作ろう」
    「二酸化炭素を学ぼう」「廃食油でローソクを作ろう」「入浴剤 を作ろう」「野菜の特徴を調べよう」等
  ・フォト窓写真教室
   当事務所にフォト窓写真教室を開設、会長を務める
   毎月撮影会、例会で各自の作品をプロジェクタ-で投影評価を得る。作品をHPに掲載、 神戸写真教室フォト窓で検索

*体験談の一部をお話ししましたが、喜びを感じるにはそれなりの苦労があり、新しい仲間と チャレンジしています。
 今のモチベーションがいつまで続くかわかりませんが、現在はロマンを持って頑張っています。(斎藤一郎記)